温熱療法と酵素風呂

宮本正一プロフィール

宮本 正一 プロフィール(医学博士)

1967年大阪府生まれ。
ウェントワース工科大学(米国・ボストン)を卒業後、大阪市立大学大学院医学研究科にて医学博士号を取得。
現在、大阪市立大学大学院医学研究科公衆衛生学教室に在籍し、同志社大学生命医科学部研究員。
医療・健康問題研究所代表。

酵素風呂の可能性

「代替医療」という言葉をご存知でしょうか?

英語ではCAM(Complementary and Alternative Medicine)と言われ、はり治療、音楽療法、サプリメント摂取など近代医療を補完するという意味があり、アメリカの主要大学医学部には基礎講座がもうけられています。

日本ではまだ聞きなれない言葉であり、その効果・リスクが不明なことから野放し状態になっていますが、多くの人が何らかの代替医療をしているのが実情です。
そこでこの分野をより科学的に追求しようと、日本補完代替医療学会という学会が設立され、医師だけでなく多くの医療関係者がこの組織に参加しています。

「温熱療法」もその代替医療の一つで、中でも局所温熱療法については、放射線治療・化学療法と組み合わせることで治療効果があるという報告もあります。(ハーバード大学医学部 ボーンステイン氏他,1993)。
「酵素風呂」も、全身温熱代替療法という温熱療法の一つで、体温上昇による有益な生体反応を利用して、免疫力向上をさせようとする代替医療なのです。

前記の局所温熱療法と違い、全身温熱療法に関する研究は大変少ないのですが、酵素風呂入浴後、「体が温まって調子がいい」「肩こりが楽になった」というような利用者の声も聞かれ、今後はこの療法による多くの研究成果が待たれています。

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